動物衛生看護師

NPO法人JAHTAで、日本動物衛生看護師協会が実施している動物衛生看護師があります。動物病院などで獣医師の指示のもとで、パートナーとして手術の準備や治療の補佐、診療介助、健康管理、飼い主への指導などを担当します。AHT 、VT とも言われます。動物の診断や治療の現場では、血液や寄生虫などの臨床検査も行います。「動物看護実習」「生物学実習」「解剖・生理学」など、動物の看護に必要な知識を学ぶものです。医療における看護師とは違って、国家資格とか、公的資格ではなく、様々な団体が独自の基準を定めている資格です。約2万人が従事しているものと推定されています。

認定団体は、
①日本動物看護学会(動物看護師)
②日本動物衛生看護師協会(AHT、動物衛生看護師)
③日本動物病院福祉協会(VT、動物看護師)
④日本小動物獣医師会(動物看護師)
⑤全日本獣医師協同組合(ANT、動物看護師)
研修期間は、1年から3年位です。

AHTアニマル・ヘルス・テクニシャン(動物衛生看護師)の受験資格は、
1動物看護に関する3年以上の課程を有する、学校教育法が定める専門学校、短期大学、大学を卒業した者。
2動物看護に関する2年の課程を有する専門学校を卒業し、且つ2年以上の実務経験 を有する者。
3資格認定委員会が学習及び実務に於いて同等と認め、20歳に達した者となっています。
試験の内容は、筆記、実技、面接があり、生命倫理と職業倫理、動物と衛生に関する法規他です。
職種は、動物衛生看護師などです。

仕事の分野は、ペットケア、ペットトレーニング、飼い主支援、エンターテイメント、ペット関連事業などがあり、分野ごとに細かく、やりたいことによって必要な資格が決まっています。例えば、病気の動物のお世話をしたいと考えている人は、動物衛生看護師資格。専門知識を取得して、研究分野に進みたいと思っている人は、動物衛生看護師上級資格などとなっています。参照 URL http://jahta.or.jp/works.html

資格は、
①アニマル・ヘルス・テクニシャン(AHT):動物を看護する上で必要な知識や技術に対する認定。
②コンパニオン・ドッグ・トレーナー(CDT):家庭犬に対して人と暮らすためのルールなどを教える訓練士。
③ドッグセラピスト:犬に対して行なう癒しを行なう専門家。
④ドッグライフカウンセラー:人と犬に対する社会的な関係などから犬、又は飼い主に対してカウンセリングを行なう認定資格。
⑤トリマー:犬の毛や爪などの手入れを行なう犬の美容師。
⑥トリミング技能士:犬や猫などの美容師の技術や能力に対して行われている認定資格。
⑦ブリーディング技能師:犬など愛玩用の動物を繁殖させる為の知識を持ったブリーダーの知識、技術に対する資格認定。
⑧ペット介護士:高齢で介護が必要になったペットに対して介護を行なう為の知識、技能に対する認定資格。
⑨ペット・グルーミング・スペシャリスト:犬や猫などに行なわれる基本的なシャンプーや毛のカットに加えて健康管理を行なう総合的なペット・グルーミングを行なう為の知識、技術の認定資格。
⑩盲導犬訓練士:視覚障害者の補助をする為の“盲導犬”を訓練する為の資格他があります。


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